2009年8月15日 (土)

1Q84

旧盆に合わせた夏休みに、”話題”のこれら2冊を、ツラツラと読んだ。手元のものは7月10日付、第13刷本である。

すでに、本日時点でAmazonレビューも200件近くになっている(@_@;)。

1Q84 BOOK 1 Book 1Q84 BOOK 1(484)

著者:村上 春樹
販売元:新潮社
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青豆という屈指の女性殺し屋と、予備校講師にして小説家(志望というべき)天吾の二人をメインキャストに交互に筋が展開していく。

1Q84 BOOK 2 Book 1Q84 BOOK 2(485)

著者:村上 春樹
販売元:新潮社
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そして、その二筋の線が接合する(しかかったと書くべきか?)ところで、終わる。

「証人会」「さきがけ」といった、誰もがソレと分かるカルト教団。ディスレクシア(読字障害)をもつパシヴァである、17歳の美しい『空気さなぎ』の著者 ふかえり...。

サスペンスであり、ハードボイルドであり、社会批評であり、ラブロマンスであり...

眩暈がするような、ゴチャゴチャ...

しかし、とにかく最後まで読みきらせてしまう...文章力(?)はみごとなものだ、それは、天呉の才能のように...

わが息子曰く...IQ84(ai-kew-hatijyuu-yon)?

BOOK3がなければ...IQ84で終わりかねない...。

とにもかくにも...ボーダーライン水準の青年群像を描いた『ノルウェイの森』以来、著者の作品には手を出していなかったが、本書を読んで、”ノーベル賞に近い作家”とまで言われる著者の作家としての進化を十二分に堪能することはできた。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Book ノルウェイの森 上 (講談社文庫)(486)

著者:村上 春樹
販売元:講談社
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ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Book ノルウェイの森 下 (講談社文庫)(487)

著者:村上 春樹
販売元:講談社
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2009年6月28日 (日)

非定型うつ病関連本(2)

この2か月、身辺慌ただしく...実母の入院、そして明日の退院、自分の転勤、二男を筆頭にした子どもたちの各種対応...などなど...。

このブログの存在と、記事の更新をほとんど忘れていた(>_<)m(__)m。

読了した書籍は積もるばかり...で(^_^;)。

さて...関連本(1)http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-8fd8.html)の続き。

この1~2年、うつ病を扱った、あるいはうつ病に”かする”著作が相次いでいる。

それだけ、対象読者...つまり、患者・家族数が増えたと言えるし...一向に減らない我が国の自殺者数の背景に気分障害がある、と言うことでは、関心がそれだけ高いし、写期あ問題化している、と言えよう。

AERA等を初め、ビジネス・パーソンが読者対象の雑誌でも、うつ病に関連した特集記事が相次いでいる。

「心の傷」は言ったもん勝ち (新潮新書 270) Book 「心の傷」は言ったもん勝ち (新潮新書 270)(482)

著者:中嶋 聡
販売元:新潮社
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被害者の立場の極端化を許しうるような、ある共通の構造がある。その構造にもとづいて、訴えさえすれば被害者の主張がそのまま認められ、加害者とされた人が一方的に断罪されてしまう現代社会のあり方を「被害者帝国主義」と名づけ、変わってしまった価値観はすべて受け入れ、適応していかなくてはならないのか、一緒に考えることが本書の狙いであるという(はじめに)。

「私はうつ」と言いたがる人たち (PHP新書) Book 「私はうつ」と言いたがる人たち (PHP新書)(483)

著者:香山 リカ
販売元:PHP研究所
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テレビのコメンテーターで、大学教授の著者は、定期的に親書を発刊している。

本書は、むしろ、精神科専門医あるいは精神科医療従事者が、どれほど患者と家族、さらには社会に対して正しい情報を提供するか、啓発できるか...裏返せばそれが十分にはできていない現状があるからこそ、むしろ本書で紹介・指摘されているような事態が生じている...と理解されるべきではないだろうか...(?)。

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2009年5月23日 (土)

アヒルと鴨のコインロッカー

手元の本書で確認したら、2009年3月6日 19 だった。刷ではなく・・・。初版が、2006年12月22日。

アヒルと鴨のコインロッカー(481)
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

事情で...昨年暮れから、痛勤地獄を経験している。週に1日だけだが。その痛みをいくぶんでも和らげてくれているのが、伊坂作品、でもある。

「欲しくて高い本があったら、書店を襲ってでも手に入れるとか、川に飛び込んで、溺れそうになってみっともなく足掻くとかさ。あんたって、溺れても恰好つけて、そのまま沈んでいっちゃうタイプでしょ。」 (100-101頁;わたし=琴美)

「では、アヒルと鴨、どう違いますか」
 わたしは辞書を一ページも開かないうちに、「(アヒルは外国から来たやつで、鴨はもとから日本にいるやつ)」と答えた。
・・・
 ただ、アヒルは中国のほうで改良された鴨だ、とはあったので、それをもって、ドルジに説明した。「(とにかくさ、アヒルは外国の鳥で、鴨は日本のだと思っていれば間違いはないから)」
「(怪しい)」 とドルジは疑ってくる。「(もしそうなら、僕と琴美は、アヒルと鴨だけど)」
 アヒルと鴨か。悪くない表現だな、とわたしは思った。よく似ている動物にも思えるけど、実際には、ぜんぜん違う。
 (186頁;(  )内は英語で交わされている会話という設定)

伊坂作品(・・・に限らないだろうが)のタイトルの妙味。

手元の本書の帯には...

祝・本や大賞受賞!
「一緒に本屋を襲わないか」
標的は、たった一冊の広辞苑?
四散した断片が描きだす物語の全体像とは?
第25回吉川英治文学新人賞受賞作

...とある。

標的が、たった一冊の広辞苑であったことが、本書全体を読めば...まぁ納得かな?

そして、実際に仕留めたのが、広辞林、だったことは...結末のヒント。

本書タイトルのアヒルは誰で、鴨は、さてだれだったでしょう・・・? どうして、コインロッカーが出てくるのでしょうか・・・?(^^)v

解説は、松浦正人氏、創元社の編集者らしい。http://www.ltokyo.com/ohmori/mysteryphoto.html

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2009年5月16日 (土)

陽気なギャングが...

これは、息子に購入を頼まれて取り寄せた。手元のものは、何と、38刷!

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) Book 陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)(480)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

銀行強盗と、現金輸送車襲撃事件がかちあって...

伊坂作品は、アニメ化されたり、映画化されたり...の割合が高いような気がする。

何箇所もで、つい、吹き出してしまった(^_^;)。

続編、

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル) Book 陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

・・・も読もうと思う...(^^)v

@南国

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2009年5月 6日 (水)

グラスホッパー

この大型連休中に読んだ一冊。

グラスホッパー (角川文庫) Book グラスホッパー (角川文庫)(479)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:角川書店
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grasshopper・・・《昆》草食の直翅(ちょくし)類昆虫の総称(バッタ・イナゴ・キリギリスなど)@yahoo辞書。

俺は、バッタだけの話ではないと思う
どんな動物でも密集して暮らしていけば、種類が変わっていく。黒くなり、慌ただしくなり、凶暴になる。気がつけば飛びバッタ、だ
群集相は大移動をして、あちこちのものを食い散らかす。仲間の死骸だって食う。同じトノサマバッタでも緑のやつとは大違いだ。人間もそうだ
人もごちゃごちゃしたところで、暮らしていたら、おかしくなる。人間は密集して暮らしている。通勤ラッシュや行楽地の渋滞なんて、感動ものだ
どんなに緑色のバッタも黒くなる。バッタは翅が伸びて、遠くへ逃げられるが、人間はできない。ただ、凶暴になるだけだ
都会は特に、穏やかに生きていくほうがよほど難しい
       --槿(本作ではアサガオと読ませるらしい?)--

押し屋、『令嬢』、『劇団』、スズメバチ、といった...闇のプロたちが登場する。

ジャック・クリスピンの名言も、散りばめられている...http://sekihi.net/writer/2162/proverb_abc/1.htm

解説は、杉江松恋氏 → http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%F9%B9%BE%BE%BE%CE%F8

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2009年4月29日 (水)

チルドレン

この五つの短篇は、それぞれが単独で雑誌に掲載されたものですが、はじめから終わりまで、一つの長い物語として読んでいただければ幸いです。(339頁

チルドレン (講談社文庫) Book チルドレン (講談社文庫)(478)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:講談社
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初出は小説現代で...

バンク 2002年4月号、チルドレン 2002年11月号、レトリーバー 2003年9月号、チルドレンⅡ 2003年12月号、イン 2004年3月号

・・・である。

単行本化されたのが、2004年5月、本書文庫版第一刷が2007年5月15日で、手元のものは2008年4月9日発行で第5刷である。

WOWWOWで2006年5月にドラマ化され、同年11月に単館公開され、そのDVDも視聴可能となっている。http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325120/

型破りな家裁調査官 陣内、盲目の”安楽椅子探偵”の永瀬、その恋人優子、...と明確なキャラとともに、5篇いずれもが、それぞれ完結するミステリー仕立てでありながら、全篇登場の陣内でつながっている長編でもある。

チルドレンⅡの最後で起きる「奇跡」までのストーリー展開には、ひたすら脱帽、感動した。

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2009年4月26日 (日)

重力ピエロ

「映像化不可能」と言われた...と言うのは、映像化すると、単なる家族の絆物語になってしまいそうだから...ということがあったから、らしい。

子どもから、次に勧められたのが、本書。

重力ピエロ (新潮文庫) Book 重力ピエロ (新潮文庫)(477)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:新潮社
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実家の母親が、ちょうど1週間前に倒れ...一晩だけ付き添った晩も含めて、あっと言う間に読み耽った(^^)v。

映画の予告編でも、本書末尾の北上次郎氏による解説でも...

春が二階から落ちてきた

・・・本書冒頭と末文でもある、この一文には、やはり度肝を抜かれた。

連続放火事件と落書き事件と遺伝子の物語なのだが...家族愛、兄弟愛の物語、である。

「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ。」(106頁

「ふわりふわりと飛ぶピエロに、重力なんて関係ないんだから」
「そうとも重力は消えるんだ」 父の声が重なってくる。
「どうやって?」 私が訊ねる。
「楽しそうに生きてれば、地球の重力なんてなくなる」
「その通り。わたしやあなたは、そのうち宙に浮かぶ」(110頁

 まさに今がそうだ。ピエロは、重力を忘れさせるために、メイクをし、玉に乗り、空中ブランコで優雅に空を飛び、時には不恰好に転ぶ。何かを忘れさせるために、だ。私が常識や法律を持ち出すまでもなく、重力は放っておいても働いてくる。それならば、唯一の兄弟である私は、その重力に逆らってみせるべきではないか。(449頁

本書の最後の方では、父の煙が、確かに宙に向かっていった...

作者は、文庫化に当たり、単行本に手を加えるのが常とのこと、である。

5月23日映画予定の映画『重力ピエロ』オフィシャルHP ⇒ http://jyuryoku-p.com/

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2009年4月22日 (水)

ラッシュライフ

次に息子が勧めてくれたのが本書。

ラッシュライフ (新潮文庫) Book ラッシュライフ (新潮文庫)(476)

著者:伊坂 幸太郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エッシャーの騙し絵のようなミステリー、だった。

 まずは賃金を稼ぐべきだ。どうしてそんな簡単なことに、今まで思い至らなかったのか。職を与えてもらえないのであれば、職を作り出せば良いのだ。
 失業者が、「私は失業を職としております」と名刺を配った時点で、彼は失業者ではなくなるのではないか。いや、そうだ、強盗を職業にすれば良い。豊田は興奮しながら考えた。(145頁)

 それでも佐々岡は、難しい顔をしている。
「俺はさっき泥棒のプロフェッショナルだと言ったよな」
「確かに」
「でもな、人生については誰もがアマチュアなんだよ。そうだろ?」
 佐々岡はその言葉に目を見開いた。
「誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない。まあ、時には自分が人生のプロであるかのような知った顔をした奴もいるがね、とにかく実際には全員がアマチュアで、新人だ」
「アマチュアか」 佐々岡がぼんやりと呟く。
 黒澤は、友人に自分の言葉が伝わっているのかどうかをじっと見つめながら、「はじめて試合に出た新人が、失敗して落ち込むなよ」 と言った。

文庫本の表紙の絵(↑)は、交差点を描いているが...ナルホドねぇ...。

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2009年4月 9日 (木)

コナン64巻

大型連休というか...ゴールデンウィークというか...が近づいてくると、劇場版名探偵コナンのPRが始まる。

つい最近、ヤッターマンと同じく、月曜枠から土曜枠へTVアニメ放映は移動した(らしい)。事情で、最近、10chanはTVをほとんど見ないため...(^_^;)

名探偵コナン 64 (少年サンデーコミックス) Book 名探偵コナン 64 (少年サンデーコミックス)(475)

著者:青山 剛昌
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

かなり久々の単行本の発刊と思う。

少年サンデーでも、休載が続いたのだろうか(?)。

扉の...青山剛昌の名探偵図鑑は、銭型警部(^_^;)。

先ごろTV放映された、ルパン三世 vs コナン、はなかなかの秀作だったが...

峰不二子の声と、次元の声が、それぞれオバアチャン、オジイチャン臭くなっていた。

・・・と言うのが、子供たちのコメント...だった(^_^;)。

本巻では、黒の組織との関係での発展はなし。

これも先ごろ、”名探偵コナン 最終話”での検索が、注目ワードのトップをしばらく占めていた。

そろそろ、そういうことなのかなぁ?

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2009年4月 8日 (水)

死神の精度

伊坂幸太郎作品の2冊目(^_^;)。
  ↑    ↑    ↑
http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-a0b3.html

死神の精度(474)
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

全6話のオムニバス。うち、「見送り」は1名。全6話で登場する主人公は5名。

・・・ということは?(^_^;)

DVDで視聴した、同タイトルの作品は、この原作とはビミョーに(?)異なっていた。

解説は東大教授でロシア東欧文学者の沼野充義氏。

第一話主人公、藤木一恵...映画で役を演じた小西真奈美が、藤木一恵名で、Sunny Dayをリリースしている(^^)v。Sunny Dayは、映画主題歌。http://www.fujikikazue.com/

なお、次のお勧めは...ラッシュライフ、とのこと...(^_^;)。

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