2017年4月17日 (月)

新しい科学論(660)

ロジックの世界の参考書欄にあったのだったか・・・。

学生時代にも読んだ記憶があるが、今回改めて取り寄せた。

1979年1月20日第1刷発行とありながら、手許に届いたものは2017年2月1日第50刷発行とある。

名著にして大ロングセラー。著者は現在国際基督教大学で、教鞭をとっておられるのか...。

前半、第一章で、「常識的科学観」を描いて見せ、後半、第二章で、「新しい科学観」を導出して見せる。

「帰納的飛躍」・・・X1とX2についてしかまだ調べてないことを、X3やX4や・・・Xnについてまで何の根拠もなく拡張することです。(42-3頁)

常識的科学観の姿(94頁)
 データ-帰納-法則-演繹-検証(反証)というサイクルにしても、そこに含まれる知識の「蓄積性」、科学の「進歩」、法則の「包括性」などの概念上の特徴、あるいはそれを支えるあの「バケツ理論」的認識論、そこにからんでくる「裸好き」の精神などにしても、一応大筋としては、もっともであるとお考えになる方がかなりいらっしゃるでしょう。(94-5頁)

古典力学は相対性理論(特殊相対性理論)に「包括」されている(「速度」が光速c比べてはるかに小さい時にニュートン力学は成り立つ)、量子力学に「包括」されている(量子力学の運動法則の作用量子の項を0とするとニュートン力学の運動法則になる)。

ポパーの「バケツ理論」というのは、「人間=バケツ」ということで、バケツに穴が開いていて水に入れるとバケツの底から水が段々溜まって行く。

情報が感覚の窓(穴)を通じて外界から流れ込む、という場合、人間(バケツ)はただ外界から情報を受身的に受け取るだけである、考えられている。情報は人間に対して外界から「与えられたもの」=「データ}であって、それ自体人間はもうどうしようもない。(84頁)

科学の「進歩」は、情報の蓄積貯蔵の結果であると言える。観察データと法則との双方に並行的に見られた「包括性」の関係も「バケツ理論」から導き出される。
科学の「進歩」は、過去の旧い法則や理論が、まちがった、正しくないものとして捨てられ、新しいより正しい、より真理に近い法則や理論によって置き換えられることをも言う、と考えられている。(85頁)

裸好み・・・科学は、できる限り、先入観を捨て、虚心坦懐に、ありのままの自然(外界)を受け取ることをもって、初めて制rつするものである、という考え方。(87頁)
「科学者は裸がお好き」(ボルツマン;物理学者)(83頁)、「価値中立性」(マックス・ヴェーバー;社会学者)(92頁)~社会学を自然科学に近づけようとした

ところが・・・

たとえば、「酸素の発見」とは、酸素の気泡を目撃したこととはまったく違って、しかじかの参加=還元の理論によって、初めて「ここに酸素があります」という「事実」たる資格を得るのです。(180頁、要約) だからこそ「同時発見」も起き得る。

「事実」が科学理論によって造られるものと考えられることになりました。(180頁)

自然科学者たちが造り上げている、いわば専門家の社会-これを一応科学者共同体という名でよぶことにしましょう-というものが、たいせつな意味をもってくるのです。(183頁)
「肺がんの病巣」や「メソン(中間子)の飛跡」は、厳密には、これら共同体のなかだけで「客観性」が保証されえちることになります。(183頁)

素粒子論の全体的理論は量子力学を共有する人びとよりもより少ない人びとによって共有されていると同時に、その一部は例えば天文学理論を共有する人びとにも共有されていると言える。それをIIのレベルで表す。
メソンについての特殊な理論は、より小規模になり、それを共有する人びとの共同体はもっと小さいものになる。この理論をIIIのレベルで表すことにする。直接的にはこのメソンについての理論によって「ここにメソンの飛跡がある」という「事実」が生まれる。(184頁)
メソンについての理論を共有している小規模な共同体を包み込んで、素粒子論を共有しているより大規模な共同体が存在し、さらにそれを包み込んで量子力学を共有している大規模な共づ緒対が存在している・・・著者はこれを「複式構造」と名付けている。(185頁)

ちょうど「魔法使いの老婆」としか見えなかったものが、突然「若い娘さんの顔」に見え始めた瞬間のように、錆びたあとの金属の方が重い「事実」を見るための前提-もっとも、このことに直接関係してくる前提は、いうまでもなくフロギストン説でしたが、もちろんそこに関係してくる前提はそればかりではなく、もっと一般的なものも多数含まれていたでしょう-の構造が変わったとき、今まで、その図柄のなかにちゃんと収まっていたその「事実」が、どうしても収まり悪く感じられてくる、というような状況が起こっているのです。ハンソンという研究者は、これを「ゲシュタルト変換」と呼んだ。(190頁)

クーンという研究者は、こうして鹿賀理論が変換する過程を「進歩」と呼ぶことをあきらめて、「革命」と呼んだ。(197頁)

時間的に相隣合う二つの理論系どうしの間に「包括性」を認めず、両者の間の通底性を否定して、不連続面を強調することは、ふつう、理論の「共約不可能性」と呼ばれている。(199頁)
純粋の理論面で考える限り、例えば、古典力学と、c>>vという特定条件下での特殊相対性理論すなわち古典力学とは明らかに「同じ」ではなく、それを「同じ」と言い張るには無理があるように思われる。(199頁)

科学の人間性(200頁)
 自然科学は、けっして人間や人間社会から切り離された、中立の道具などではない。善かれ悪しかれ、その時代その社会の基本的なものの考え方、底流となっている前提と結ばれているものなのです。(200頁)

要するに、現代の科学は、その長所も欠点も、わたくしども自身のもっている価値観やものの考え方の関数として存在していることを自覚することから、わたくしどもは出発すべきではないでしょうか。(201頁)

結核や肺炎を駆逐し、原爆を造り出した科学について、その全ての責任を今わたくしどもが引き受けることを通じて、人間の道具としての科学ではなく、科学を自らの実の内に引き受けるという認識を通じてのみ、わたくしどもは、自己を変革すると同時に科学を新しい方向に変革することができましょう、もし必要ならば・・・。(201頁)
それがわたsくいの本書でお伝えしたかった最終的メッセージなのです。(202頁)

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2017年4月16日 (日)

ここが家だ(659)

・・・とある事情で部屋の片づけを少々...

ひょっこり現れたのが本書、そういえば購入していた(^-^;。

隣国の独裁者が・・・核攻撃も辞さないと述べる、きな臭い今日にあって。

これは、偶然の意味ある一致 なのだろう。

2013年9月30日にAmazaonで購入しているが・・・

何がきっかけだったのかは...思い出せない。

帯には...

この物語が忘れられるのをじっと待っている人たちがいる。

原子力の抱える人類規模の問題に50年も前に警鐘をならした画家がいた。原発事故を経験した私たちに、ベン・シャーンの絵はいま特別な意味を持つ。

・・・とある。

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2017年4月14日 (金)

資本主義の終焉と歴史の危機(658)

(記事アップ忘れ・・・(^-^;m(__)m)

2014~15年にかけての年末年始に読んだ書籍として、我が国の現状を、もっとも、納得的に解説してみせている良書と思った。

周囲にも、広げている。

帯にもあるとおり、金利ゼロ=利潤ゼロ=資本主義の死。

なるほど、金利、利潤を産みだしてこそ、資本主義だから・・・。

図1 経済覇権国の金利の推移、では、「長い16世紀」(ブローデル)の利子率革命に気づくことで、現状を、「長い21世紀」の利子率革命ととらえることができる。シドニー・ホーマーとリチャード・シラの『金利の歴史』によると、紀元前3000年のシュメール王国から現在に至る世界主要国の金利が掲載されており、ジェノバで金利2%を下回る時代が11年間続いた。日本10年国債利回りは、400年ぶりにその記録を更新した、経済史上きわめて異常な状態に突入している(15-6頁)。

アメリカのベトナム戦争に勝てなかったこと、オイルショックとは、「地理的・物理的空間」をもうそれ以上拡大して、資本の利潤率を上げられなくなったことを象徴的に表している。(20-1頁)

アメリカの資本主義延命策が、「電子・金融空間」の創造だった(25頁)が、余剰マネーはバブルを引き起こす、そのバブルを救うために、税金が使われる。したがって、中間層が崩壊していく。

1995年は、ロバート・ルービン財務長官が就任し「強いドル」に政策転換(29頁)

その後、ピケティが来日したのを見ると、資本主義そのものが問われていることに、間違いはないのだろう。

2017年4月13日現在、ベストセラー1位@Amazonとなっている!

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2017年4月13日 (木)

IoTとは何か(657)

IoT=モノのインターネット。

話は簡単、「IoT=ユビキタス」さらには「どこでもコンピューター」、さらに前は「HFDS(超機能分散システム)」とのこと。(12頁)

 IoTもまさにオープンなインフラ技術になることを目指している。IoT--Internet of Thingsは、言葉通りにとれば「モノのインターネット」。「インターネット」という言葉が入っているが、これは単にモノをインターネットで繋ぐという意味ではない。IoTはむしろ、「インターネットのように」会社や組織やビルや住宅や所有者の枠をこえてモノが繋がれる、まさにオープンなインフラを目指す言葉と捉えるべきだ。
 そして、今のインターネットが、コンピューターの組込まれたモノ同士がオープンに連携できるネットワークであり、その連携により社会や生活を支援するーーそれがIoTなのである。(13頁)

 Ubiquitousとは偏在(ここにも、あそこにも) (32頁)

 インダストリー4・0は、蒸気機関の導入を第一次産業革命として1・0、モーター等による電気化を2・0、コンピューター等による電子化で3・0、だからIoT化で4・0だという。同様にサービス分野のエポックな革命でいうなら、電話という音声通信技術の導入で1・0、コピーやFAXという文書通信技術で2・0、コンピューターやインターネットというデジタル通信技術で3・0、そしてIoT化で4・0という感じだろうか。(81頁)

 ヘルスデータがクラウドに蓄積される時代、救急のために時間に余裕のない状況で、医療関係者ならプライベートデータにアクセスできるといった制度を作るには、「ただ守れ」というだけでないプライバシーとパブリック(公共)のバランスの哲学が必要になる。(184頁)

・・・と述べ、

 自分の情報の流れを独占的にコントロールできるという「個人の権利」とするのでなく、個人情報を受けた(受け取ってしまった)側が、状況に応じて適切に扱う「事業者側の義務」としてプライバシーを定義し直し、そのコンセプトのもとに制度を再構築することが必要になてちるのではないか。(184頁)

・・・と提起している。

 また・・・

 通信環境の大きな変化は当然として、オープンIoTにおけるガバナンス管理の負担とビジネスモデル上の必要性といった、技術と制度にかかわるさまざまな状況を勘案し現在のTRONプロジェクトは「ユビキタス・コンピューティング」より、むしろアグリゲート・コンピューティング」をその基本モデルとするようになっている。(222頁)

・・・という。

 「モノがインターネットに繋がる」ということは、究極には世界のすべてのモノが、管理者や製造者の枠を超えて繋がるということだから、どのモノとどのモノが情報関していいのか、そのクラウドサービスがそのデータにアクセスしてよいのか、誰が制御していいのか、災害時など特定の状況ではどうなるかなど、全世界の人とモノとサービスクラウドがステークホルダ(関係者)となる複雑なガバナンス管理が必要になる。(210頁)

 すると、ポリシーの変更やステークホルダーの権限の変更等、大量のデータベースアクセスが必要となり、これをエッジノード(末端)内部に持つことは非現実的だし、常時問い合わせするなら、その通信自身のセキュリティもふくめ、単なる短いセンサーデータの送付にすら何百倍もの通信オーバーヘッドを必要しることになってしまう。(213頁)

 エッジノードがクラウドに直結するというのが、現在のTRONプロジェクトの基本モデルとのこと。(214頁)<・・・アグリゲート・コンピューティングモデル。

 「アグリゲート・コンピューティング」として、個々には単能でもそれらが属する上位のクラウドと繋がり全体として知的に機能するという「ヒエラルキーのある分散システム」に転換してきている。(217頁)

 そして最後に・・・日本におけるオープンデータ実現のため・・・

 一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構}(理事長)と「公共交通オープンデータ協議会」が軽く紹介されている。

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2017年4月11日 (火)

ロジックの世界(656)

Icon Books社のGraphic Guide入門シリーズの一冊が原書というだけあって、解説付きのマンガでビジュアル的にも魅力的だ。

因果関係推論に、ずっと関心をもっている10ちゃんゆえ、散歩がてらの書店で入手。4分の1くらい読んで、他の案件のためしばらく積読だった。

最近ひょっこり「再開」して一気に読み終えた次第。

ロジックとは、要するに真理性を保つ説得法に関する研究である。(11頁)
~訳注2.前提となる主張が現実に真であるか否かはロジックの問題ではない。それを真と認めたときに途中の主張を含めて結論も全て真となる議論が真理保存である。

そして、本書はアリストテレスに始まって、ライプニッツ、フレーゲ、カントール、ラッセル、ウィトゲンシュタイン、カルナップ、ヒルベルト、ゲーデル、チューリング、タルスキ、チョムスキー、近年大注目のニューラルネットまでをカバーしている。

チョムスキー言語学の成功から、多くの哲学者や心理学者たちは、人間の全ての心的生活を制つ名したいと切望した。心は脳における莫大な論理的操作の結果だと彼らは考えた。このプログラムは大まかに2つの陣営に分かれ、それぞれが異なる理論体系をもっている。これらはIロボットとYロボットという2つのモデルで考えることができる。(168頁)

Iロボットとは、記号的アプローチで、脳を記号操作する機械とみなす。色々な心の状態にあることが形式言語の1つの式に至るのと同等で、例えば苦しい痛みを感じるのは、脳の痛覚中枢における記号の特定の組み合わせに相当する。(168頁)

Yロボットとが、ニューラルネット。脳をファジーロジックを採用したしくみと捉えている。(169頁)

ニューラルネットは体系的な記号操作がとても苦手、一方、ニューあっるネットは数学や論理的推論、文法学習のようなことがとても下手。(173頁)

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2017年4月 4日 (火)

九十歳。何がめでたい(655)

29のエッセイが収載されている。

初出は2015年4月9・16日号~2016年6月2日号、各週連載だったとのこと。

63万部突破と帯にある...。

御年九十三歳、もはや満身創痍の愛子センセイがヘトヘトでしぼり出した 怒りの金言に大絶賛の声止まず!

・・・と帯。

九十三歳という御年でありながら・・・一時は暇していた(老人性うつ病??)というから驚きだ。

このところ、次々に著作が出版されている。

・・・軽躁???(違っていたら本当に失礼m(__)m。)

文字も大きく・・・小学生からお年寄りまで世代を超えてゲラゲラ笑いころげる面白さ!

・・・とあるが、クスクス笑いではあったものの・・・さぁ~と読めて、時間と心にスペースのある時には 今お勧めの本に違いはない。

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2017年3月28日 (火)

サピエンス全史(653)(654)

NHK「クローズアップ現代+」で特集! ・・・と帯にあり、そうその通り。

上記番組で取り上げられていたのを・・・チラ見して、購入した。

小分け 小分けで読み切るのにずい分とかかってしまったものだ。

・・・内容は刺激的なものだ。

歴史年表が 上巻冒頭に、上下巻の要約が下巻訳者あとがきに 掲載されている。

訳者あとがきは本書をとってお読みいただくとして・・・歴史年表を掲載しておきたい。

135億年前 物質とエネルギーが現れる。物理的現象の始まり。
         原子と分子が現れる。化学的現象の始まり。
 45億年前 地球という惑星が形成される。
 38億年前 有機体(生物)が出現する。生物的現象の始まり。
600万年前 ヒトとチンパンジーの最後の共通の祖先。
250万年前 アフリカでホモ(ヒト)族が進化する。最初の石器。
         異なる人類種が進化する。
 50万年前 ヨーロッパと中東でネアンデルタール人が進化する。
 30万年前 火が日常的に使われるようになる。
 20万年前 東アフリカでホモ・サピエンスが進化する。
  7万年前 認知革命が起こる。虚構の言語が出現する。
         歴史的現象の始まり。ホモ・サピエンスがアフリカ大陸の外へと拡がる。
4万5千年前 ホモ・サピエンスがオーストラリア大陸に住みつく。オーストラリア大陸の大型動物相が絶滅する。
  3万年前 ネアンデルタール人が絶滅する。
1万6千年前 ホモ・サピエンスがアフリカ大陸に住みつく。アフリカ大陸の大型動物相が絶滅する。
1万3千年前 ホモ・フローシエンシスが絶滅する。ホモ・サピエンスが唯一生き残っている人類種となる。
1万2千年前 農業革命が起こる。植物の栽培化と動物の家畜化。永続的な定住。
  5千年前 最初の王国、書記体系、貨幣、多神教。
4250年前 最初の帝国ーーサルゴンのアッカド帝国。
2500年前 硬貨の発明ーー普遍的な貨幣。
        ペルシア帝国ーー「全員類のため」の普遍的な政治的秩序。
        インドの仏教ーー「衆生を苦しみから解放するため」の普遍的な真理。
2000年前 中国の漢帝国。地中海のローマ帝国。キリスト教。
1400年前 イスラム教。
 500年前 科学革命が起こる。
        人類は自らの無知を認め、空前の力を獲得し始める。
        ヨーロッパ人がアメリカ大陸と各海洋を征服し始める。
        地球全体が単一の歴史的領域となる。
        資本主義が台頭する。
 200年前 産業革命が起こる。
        家族とコミュニティが国家と市場に取って代わられる。
        動植物の大規模な絶滅が起こる。
    今日 人類が地球という惑星の境界を超越する。
        核兵器が人類の生存を脅かす。
        生物が自然選択ではなく知的設計によって形作られることがしだいに多くなる。
    未来 知的設計が生命の基本原理となるか?
        ホモ・サピエンスが超人たちに取って代わられるか?

・・・以上は、上下巻の骨組みだ。

後は、実際に本文を読んでみて、知的興奮を味わっていただきたい。

書評子の一番の興味。

農業革命が人類にとって大躍進だとかつて学者が宣言していたが、それは夢物語にすぎない。(106-7頁)

農業革命は安楽に暮らせる新しい時代の到来を告げるにはほど遠く、農耕民は狩猟採集民よりも一般に困難で、満足度の低い生活を余儀なくされた。狩猟採集民は、もっと刺激的で多様な時間を送り、飢えや病気の危険が小さかった。人類は農業革命によって、手に入る食料の総量をたしかに増やすことはできたが、食料の増加は、より良い生活や、より長い世かに結びつかなかった。むしろ、人口爆発と飽食のエリート層の誕生につながった。平均的な農耕民は、平均的な狩猟採集民よりも苦労して働いたのに、見返りに得られる食べ物は劣っていた。農業革命は市場最大の詐欺だったのだ。(107頁)

すでに、ここからして、「労働者の労働衛生」をかけた戦いが始まったと言えるのだろう。

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2017年3月27日 (月)

スキーマモード・セラピー(652)

相棒の臨床心理士さんから 紹介されて(やっと)購読。

これは分かりやすい。

しかも、本文147頁と「薄い」のがとても助かる。

なるほど、スキーマモード・セラピーはこんなふうに進めるのかが、具体的にイメージできる。

もちろん、本書で、セラピー自体を実施できるようにはならない。

スキーマモード・セラピーってどんな感じ? をつかみたい読者にお勧め。

付録のスキーマモード質問紙(SMI)はお得。

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2017年3月26日 (日)

キング・コング(651)

管理人が、とある国家資格に合格したのを祝って(?) 家族で ちょっとお楽しみの週末だった。

キング・コング http://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/

自宅近くのシネコンは人だかり。

本作上映ルームも、前の数列以外は(公開直後でもあり?)一杯だった。

ゴジラ大好き監督の手による本作は、エンドロール最後にお楽しみがあるので、最後まで席を立たないのがお勧め(^^)v。

ただ・・・ベトナム戦争の位置づけや、それとも絡むが ハンク・マーロウが家族と会うシーンなどは ちょと・・・かな? というのが感想。

ゴジラvsコング 映画が製作予定との事(^^)v。

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2017年3月 6日 (月)

相棒IV (650)

家族で視聴。

http://www.aibou-movie.jp/

いつもながら・・・その時の世相をそれなりに映し出したシナリオになっていることに感心。

米沢さんや、神部君が・・・存在感たっぷりに登場しているのがファンにとっては嬉しい限りだ。

鹿賀さんや江守さんが脇を固めていて、これまた存在感たっぷり。

・・・にしても、途中の走り追いかける場面や、終盤の狙撃場面で見せた右京さんの「若さ」に感激。

家族みんなが満足した・・・ひさびさの映画だ。

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