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2008年4月21日 (月)

もう一度学びたい ブッダの教え

『ブッダ』に始まり...『アドルフに告ぐ』と手塚ワールドに飛び込んだついでに(?)...図書館で手にとって借りてきて読んでみることにした。

ブッダ(1)(2):http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_1735.html
ブッダ(9)(10):http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_e159.html
アドルフに告ぐ(1):http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_2636.html
アドルフに告ぐ(2)(3)(4):http://10chan-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_fb72.html

もう一度学びたいブッダの教え Book もう一度学びたいブッダの教え(411)

著者:田上 太秀
販売元:西東社
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序章 ブッダ基礎知識
 ブッダの名称について、家系、アーリア人の東進やバラモン教の浸透などを経た仏教前夜について紹介している。

第1章 覚りへの道
 誕生 ⇒ 出家 ⇒ 修行 ⇒ 覚り までのシッダッタが成道してブッダになるまでが紹介されている。

第2章 伝道の旅路
 最初の説法「初転法輪(しょてんぼうりん)」 ⇒ カッサパ三兄弟の帰依 ⇒ 仏教教団「サンガ」の形成 ⇒ マガダ国王との再会 ⇒ 精舎の誕生 ⇒ サーキャ族・理髪師ウパーリ・ラーフラ(シッダッタの息子)・アヌルダッタの帰依 ⇒ モッガラーナとサーリプッタの死 ⇒ アーナンダを伴った最後の旅(→大パリニッバーナ経) ⇒ 沙羅双樹の下で入滅 といったブッダの伝道の旅、ブッダとなってからの生涯が紹介されている。

第3章 仏陀の教え
 以下のようなさまざまな重要な教えについて見開き2ページで1つを解説している。
戒律
女性信者に厳しい条件を設けたがあくまでも平等の姿勢を貫いたという当時あって正に革新的な姿勢
対機説法(わかりやすいたとえを臨機応変に用いた)
輪廻転生(りんねてんしょう)と解脱
三宝帰依(三宝=仏・法・僧)、因縁生起(いんねんしょうき)
十二縁起とそれを前世・現世・来世に当てはめた三世両重(さんぜりょうじゅう)の因果
三法印(さんぼういん=諸行無常・諸法無我・涅槃寂静)(一切皆苦=四苦八苦を入れて四法印)
八正道(はっしょうどう;覚りを開くための具体的な8つの実践方法~○○の7つの習慣とかってヤツの先取り?(^^;)、八正道を実践すれば中道を歩める
苦しみの解決法を病気の治療にたとえた4つの真理「四諦(したい)=苦諦・集諦(じったい)・滅諦(苦しみにはさまざまな原因(=渇愛)がある(集諦)がその原因(渇愛)を制すれば欲望を感じなくなり苦が滅びる)・道諦(渇愛を取り除く8つの道=八正道)」
覚り(サンスクリットでボーディ→菩提)と涅槃の微妙な違い
五蘊無我(ごうんむが)~5つは色(しき)・受(じゅ)・想・行・識の5つで肉体・感覚や知覚・クオリア・意志と行為・認識に相当する
「一切法に関する三科」~五蘊も十二処も十八界も無我の考えに基づいてそれぞれ違った見方から認識作用を考えたもので、十二処(知覚を生じる12条件)=知覚の入り口(眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の6つの感覚器官(六根)+それぞれの対症である色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味(み)・触(そく)・法の6つ(六境))、十八界=六根(ろっこん)と六境(ろっきょう)によって起こる6つの認識能力(六識)を加えたもの
渇愛は広くは煩悩、狭くは貪欲を意味し、欲愛(日常生活の中での欲求)・有愛(うあい;よい生活を送りたいなどの生存に対する欲求)・無有愛(むうあい;生きることに意味を見出せず自殺願望などに向かう虚無的な欲求)の3つに分けられる
煩悩の三毒=貪欲(とんよく;むさぼりや執着、一般的な欲望)・瞋恚(しんに;人に対して嫌悪・憎悪・怒り・拒否反応をすること)・愚ち[疑にヤマイダレ](ぐち;これら煩悩の根源で十二縁起で苦の根本原因とされる「無明」に同じ)
業(ごう=行為)には身体の行為(身業しんごう)、言葉の行為(口業くごう)、心の行為(意業いごう)の三業(さんごう)があり、自業自得を鉄則として、善因楽果(ぜんいんらくか)と悪因苦果(あくいんくか)とがある
他者救済を目的とした大乗仏教⇒自己犠牲の菩薩思想(菩薩は「覚りを求める人」の意味で覚りを開く前のブッダのみを指していた)
菩薩が覚りにいたるための具体的な6つの修行方法が六波羅蜜(←波羅蜜多←パーラミター)、6つとは布施・持戒・忍辱(にんにく)・精進・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)(パーリ語で「パンニャー」→般若)
ブッダの慈悲行が大乗仏教の基本理念となる
空(くう)とは、「存在している・ある」と考えられるものは単なる現象である、縁起に由来するものですべてのものから独立して存在する「実体」はない⇒部派仏教時代に覆されそうとしていた空の思想を徹底させた龍樹は中観派(ちゅうがんは)をたてる
六道(りくどう)輪廻の六道=地獄道・餓鬼道・畜生道・阿修羅道・人道(にんどう)・天道
五戒(殺生・盗み・不倫・嘘つき・飲酒)を破ると地獄へ送られる ⇒ 八大地獄@日本
輪廻からの解脱は自力によるもの(ブッダ) ⇒ 大乗仏教では自力で解脱できない者は仏が救ってくれる ⇒ 仏を念じれば浄土に生まれ変わらせてくれる(往生)という浄土信仰へ

第4章 教えの継承
 ブッダ入滅直後、ブッダの教え「経」と「律」を再確認するための集会(第一結集けつじゅう)が開かれ、約100年後「律」の内容に関する2度目の集会(第二結集)が開かれたが、議論が決裂し、大衆部(だいしゅぶ;革新的な多数派)と上座部(じょうざぶ;保守的な長老派)に分裂(根本分裂) ⇒ ブッダの死後200~400年かけて20の20の部派ができた(枝末(しまつ)分裂)=部派仏教
 大衆部は北伝(大乗)仏教系、上座部は南伝仏教系となり、4~5世紀頃大乗仏教も大衆から離れていったがヒンドゥー教の要素を取り入れた「密教」が誕生した
 しかし、イスラム勢力の攻撃を受けて、ブッダから千数百年にわたって、原始・部派・大乗・密教とさまざまに変化しながらも伝えられてきたインド仏教は事実上滅亡(ベンガル地方のバルア族が「バルア仏教」という上座部仏教を伝え現在に至る)

第5章 仏教の伝播
 土着宗教のボン教と結びついてチベット仏教が誕生 →→→ ダライ・ラマ14世
 アショーカ王の王子マヒンダが伝え今に生き続けるスリランカの上座部仏教 ⇒ 東南アジア
 中国から派遣された張騫(ちょうけん)がシルクロードを切り開く ⇒ 西域の僧:訳経僧(やっきょうそう)が経典を漢訳 ⇒ 親や先祖を大切にし家を繁栄させる道教・儒教から仏教は否定されたが、親子関係や富や家の繁栄を否定することを打ち消した経典(偽経ぎきょう)が多数作られる
 日本では排仏(物部氏)と崇仏(蘇我氏)の対立の末、推古天皇時代に国教へ ⇒ 聖徳太子(実は実在しなかったという説も...) ⇒ 奈良仏教(東大寺と南都六宗) ⇒ 平安時代(最澄の天台宗@延暦寺@比叡山、空海の真言宗→金剛峰寺@高野山) ⇒ 禅宗・日蓮宗 ⇒ 神仏習合 ⇒ 檀家制度@江戸時代(隠れキリシタン取締り) ⇒ 神仏分離令by明治政府 ⇒ 宗教法人法@昭和20年 ⇒ 現在

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