思考の整理学
100万部突破。東大・京大で1番読まれた本 ・・・という帯の文字に誘われて、たいていの書店で平積みにされていたものを、南国の書店で購入し、つい読んでしまった。
本書に書かれている、思考の整理学は、10chanの卑近で言えば...まさにEBMの発想というか、スタンスそのもの、であった。
1983年3月、単行本として出版された内容だから...大雑把に言って、20年前の著作であるが、今の知の洪水ゆえに劣化した知の世界に、今でも道筋をしっかり示してくれている。
すごい! の一言である。
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思考の整理学 (ちくま文庫)(499) 著者:外山 滋比古 |
最初の項 グライダー
学校の生徒は、先生と教科書にひっぱられて勉強する。自学自習ということばこそあるけれども、独力で知識を得るのではない。いわばグライダーのようなものだ。自力では飛び上がることはできない。(11頁)
いまの学校教育では、グライダー能力はつけられても、飛行機能力をつけにくいことはすでにくりかえしのべてきた通りである。それにもかかわらず、実際には、グライダーを飛行機と誤解する。試験の答案にいい点をとると、それだけで、飛翔力ありと早合点してしまう。これがいかに多くの混乱を招いているかしれない。
後半の項 三上・三中
良い考えが生まれやすい状況として、
三上・・・馬上、枕上、厠上
文章上達の秘訣3カ条として、
三多・・・看多(多くの本を読むこと)、做多(さた、多く文を作ること)、商量多(多く、工夫し、推敲すること)
以上、欧陽修
三中・・・無我夢中、散歩中、入浴中
・・・これらは、著者による、いい考えの浮かぶいい状態、である。
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