手元の本書で確認したら、2009年3月6日 19版 だった。刷ではなく・・・。初版が、2006年12月22日。
事情で...昨年暮れから、痛勤地獄を経験している。週に1日だけだが。その痛みをいくぶんでも和らげてくれているのが、伊坂作品、でもある。
「欲しくて高い本があったら、書店を襲ってでも手に入れるとか、川に飛び込んで、溺れそうになってみっともなく足掻くとかさ。あんたって、溺れても恰好つけて、そのまま沈んでいっちゃうタイプでしょ。」 (100-101頁;わたし=琴美)
「では、アヒルと鴨、どう違いますか」
わたしは辞書を一ページも開かないうちに、「(アヒルは外国から来たやつで、鴨はもとから日本にいるやつ)」と答えた。
・・・
ただ、アヒルは中国のほうで改良された鴨だ、とはあったので、それをもって、ドルジに説明した。「(とにかくさ、アヒルは外国の鳥で、鴨は日本のだと思っていれば間違いはないから)」
「(怪しい)」 とドルジは疑ってくる。「(もしそうなら、僕と琴美は、アヒルと鴨だけど)」
アヒルと鴨か。悪くない表現だな、とわたしは思った。よく似ている動物にも思えるけど、実際には、ぜんぜん違う。 (186頁;( )内は英語で交わされている会話という設定)
伊坂作品(・・・に限らないだろうが)のタイトルの妙味。
手元の本書の帯には...
祝・本や大賞受賞!
「一緒に本屋を襲わないか」
標的は、たった一冊の広辞苑?
四散した断片が描きだす物語の全体像とは?
第25回吉川英治文学新人賞受賞作
...とある。
標的が、たった一冊の広辞苑であったことが、本書全体を読めば...まぁ納得かな?
そして、実際に仕留めたのが、広辞林、だったことは...結末のヒント。
本書タイトルのアヒルは誰で、鴨は、さてだれだったでしょう・・・? どうして、コインロッカーが出てくるのでしょうか・・・?(^^)v
解説は、松浦正人氏、創元社の編集者らしい。http://www.ltokyo.com/ohmori/mysteryphoto.html
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